営業研修TIPS  9

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様々な企業戦略

企業戦略で「えっ?!」というようなものを目にしたり、

後日のマーケッティングの取材記事などで 「へえ〜」と思う奇抜なものがある。

ここでは、そんな企業戦略をいくつかご紹介したい。

 

 

サントリーのバーボン

昔、サントリーは国産のバーボンを発売したことがある。

丁度わたしがまだ学生だった頃で、「ローハイド」という名前だった。

ローハイドというカーボーイのテレビ番組(当時は「名犬ラッシー」とかアメリカの連続ドラマが全盛の頃だった。)から連想している。

このあたりが広告業界でオピニオンリーダー的存在のサントリーとしてはわざとらしくチープである。

ローハイドの歌「♪ローレンローレンローレンローハイド・・・」をバックにカーボーイを使ったCMや街頭試飲会を大々的にうって、宣伝していた。

 

しかし、売れなかった。

 

はっきり言ってまずかったのだ。

わたしも学生の頃、一度だけ買ってみた。

飲んだ感じは、

ウィスキーとは名ばかりの臭みのある色付きトウモロコシ焼酎とでも言えばいいだろうか?

うがった見方をすれば、

 

サントリーはこのローハイドをオールドなどの和製スコッチを守るための捨石にしたのではないか?

 

という説もある。

サントリーのウィスキーは、「水割りで飲む和製ウィスキー=洋風焼酎」であって、スコッチは勿論、バーボンなどとは相容れないものだったからだ。

当時、アメリカからバーボンウィスキーの日本進出が噂されていた時期とも重なる。


そのため、先手を打って、

「バーボンはまずい。」というイメージを植え付けるためにわざとまずいバーボンを売ったというのだ。

 

♪老練、老練、老練、浪費どう?

 

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