Cold Fusionとの出会い当時導入したイントラネット用のWEBアプリケーションは、 裏でCGI(Common Gateway Interface)がVisual Basicを動かしていたが このミドルウェアの販売元がエンジンを根本的に入れ替えると言う。 また、大変なことを言う・・・、嫌だなと思ったが、 このことが、わたしのWEBアプリケーション開発人生が始まるきっかけになった。 そのエンジンとは、Cold FusionというWEBアプリケーションサーバーであった。 Cold Fusionは、cfmという拡張子のついたHTML文書を読み込み、特殊なタグの部分をサーバー側で処理する。 データベースへのアクセスなら、 <cfquery datasource="sourcename"> SELECT field1,field3,field6 from table where field2='data' </cfif> といった具合だ。 ASPと比べると、ソースが読みやすく、関数も豊富なので、ソースがだいたい半分ぐらいになる。 タグ言語でありながら、条件分岐やループなども記述できる。メールを送信する機能もタグでやれる。 スケジューリングしておいて、毎日一定時間に発信することもできた。 もともとはCold Fusionで作成した販売用のパッケージのために、導入したのだが、 WEBアプリの開発にのめり込むきっかけになった。 とにかく、痒いところに手が届く関数や命令用のタグがあり、 カスタムタグと言って、自分でもタグの定義ができる。 わたしは、自分の部内に留まらず、他の事業部の情報系のシステムを片っ端から作っていった。 作っていく過程でまた新たな技術を習得し、高度なアプリケーションを構築してゆくことが さらにわたしの向上心を突き動かした。 空白の3年間わたしにとって、2001年から2003年までの3年間はインターネットの空白期間である。 43歳から45歳までインターネットから取り残されてしまった致命的な3年間。 わたしは嫌いだったシステム部門に異動になり、インターネットやイントラネットではなく 基幹システムの導入プロジェクトをやらされた。 いわゆる最近流行のERP(Enterprize Resource Plannning)である。 この辺の話は機会を見て別途紹介したい。 ERPの経験をしたことは、インターネットのような情報系の自由な発想とは違い、 基幹系業務の業務要件定義だとか、手戻りの許されない開発だとか、 異システム間のインターフェースの煩雑さとか、いろいろ学ぶべきことはあった、 とだけここでは言っておく。 このプロジェクトの期間中、とにかく忙しいのである。 自分のプライベートの時間も取れないぐらいだから インターネットなんてほとんどやっていない。 その間に、JAVAがかなり進化したし、対抗するMicrosoft社も.NETをぶちあげた。 わたしが精通したと思っていたCold FusionもMacromedhia社に買収され、 JAVAベースの新たな展開をしている(と聞いた。定かではない)。 この年齢になって、3年間のブランクは埋めようが無い。 ERPの仕事が終わっていざ、イントラネットだ、インターネットだといっても、 既に担当している人がいて、浦島太郎状態である。 2004年になって、少しゆとりができてきた(リストラされるかもしれないが)ので、 再び、インターネットを個人的興味で楽しく始めようと思った。 それは、あるメールがきっかけだった。 ![]() ![]() |
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