タクシーの乗り方
一般的なビジネスマナーとして、お客様とタクシーに乗る場合、後部座席の奥のほうにお乗せして、自分は後から手前に乗るという風に習う。
ところが昔、当社にいた偉い方は、このマナーの逆をやった。
無礼なのではない。相手が恐縮するほどの気配りなのだ。
どうやるかというと、
■タクシーが止まりドアが開く。
■まずお客様を「手前にお乗りください。」とお乗せする。
■次に自分は車に注意しながら、反対側のドアに回って自分でドアを開けて乗る。つまり奧に乗る。
■降りる時は、後続の車に注意しながら、すばやく自分のほうのドアを手で開けてお客様側に回る。
■運転手が自動開閉するドアを手で押さえながら、「どうぞ」と降ろす。
用件は上から流す
これはあるビールメーカーのベテラン営業マンの営業の”コツ”の中のひとつである。
このメーカーでは営業支援にこういう”コツ”を蓄積した知識ベースを構築している。
営業マンは、お得意先のキーマンである。所長にまず挨拶に行く。
本日の用件は、担当者Aさんと小売店巡回の計画である。
担当者Aさんとはもちろん人間関係はできていて、直接Aさんに話してもうまくいくだろうが、
まず、所長の所へ行き、こう切り出す。
「本日は御社のAさんと小売店の巡回を計画しておりまして、その用件で参りました。
昨年も同じ時期にやはりAさんと回ったのですが、非常に精力的に動いて頂きまして、助かりました。」
所長は、担当者Aさんを呼ぶ。「A君、ちょっと。○○ビールさんがお見えだよ。」
所長はAさんの上司である。Aさんに何らかのアドバイスをしなければいけないし、まず自分に話してくれたこと、
それから部下をほめられたことで悪い気はしない。
Aさんにとっても、上司に自分の行動を了解してもらう手間が省ける。
それに、担当者Aさんも所長から言われると、いいかげんに扱うわけには行かなくなる。
ただし、これが通用するのは、普段から下の担当者との関係も良好に保っているからで、
そうでなければ、うまく機能しない。
人の名前を聞き出す方法
最近年をとって感じるのが、よく人の名前を思い出せないことがある、ということだ。
目の前にいる相手にとても失礼であるし、申し訳ないのだが、これはありうることだ。
若い人でも度忘れということがあるだろう。
とっておきの方法があるのでお教えする。
「あの〜すみませんが、お名前何でしたっけ?」と聞く。
すると相手は当然、覚えていないのかとむっとするが、しぶしぶ名乗ってくれるだろう。
「山本ですが。」
そこで間髪をいれず、こう言うのである。
「何、おっしゃるんですか。山本さんは存じていますよ。
お聞きしたいのは、苗字じゃなくて下のお名前です。」
と切り替えすのである。
ただし同じ相手に一度しか使えない。わざとらしく照れて言ったらばれてしまうので、注意してほしい。
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